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プロフィール

カチーダ・マーハ
即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。

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ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

髙村薫のデビュー作を井筒和幸が映像化。大阪にあるメガバンクの地下に保管されている240億円相当の金塊を強奪する男達のアクションムービー。
グループのリーダーはトラック運転手の北川(浅野忠信)。浅野忠信は、いつの間にこんな立派なオッサンになったのか。顔も身のこなしも、ビートたけしに見えて仕方がない。北川の昔からの友人で、犯罪者相手の調達屋をしている幸田に妻夫木聡。いかにも訳ありの暗い男なんだけど、それが何なのかは最後まで分からず。そして、チャンミン。このチャンミンはどう見たって可愛いだろ。愛称なんてモモだし。チャンミン演じるのは、北朝鮮の元スパイで、今は祖国の裏切り者として、実の兄にまで命を狙われる爆弾のエキスパート。あの、戸惑った感じ、ちょっとぎこちない話し方。モモに「鯖の寿司、食ってみたかったな」って言われたら、幸田じゃなくても持っていくだろ、鯖の寿司。でも、計画の実行前に、あっけなく死んでしまった。死んだといえば、どうして北川は、わざわざ人目につく時間帯に幸田の死体を川に沈めたのか。
Posted at 2012.11.21 in 映画・本
奥さんをひき逃げされて以来、復讐心と喪失感に苛まれる日々を送っている町工場の経営者、中村(堺雅人)。堺雅人の演技はいかにもスゴイが、しかし、いくら心に闇を抱えているとはいえ、普段からあの状態は、どう見ても危ないじゃないか。プッチンプリンを飲むように食べて、包丁持ち歩いて、ポケットに奥さんのブラジャーしのばせて、いつ通報されたっておかしくないよ。あんな経営者で、なんで商売ができるのか。一方、ひき逃げしといて、罪の意識のかけらもない非道な男、木島に山田孝之。「勇者ヨシヒコ」山田には、いまいち狂気が感じられない。田口トモロヲをいじめたところで、なんだかなー。今回の綾野剛の役はドンピシャだったな。これで波岡一喜を超えたか。そんな問題じゃないか。最近の新井浩文は背広の役が多いな。
予告編でも観た、中村と木島が対峙するクライマックスシーン。中村の「たわいのない話が出来たらなーと思って」ってセリフ、あれ、人に言われた言葉そのままパクリだったのか。
Posted at 2012.11.19 in 映画・本
2012.10.29
殺し屋稼業から足を洗い、バイク屋で働く健(新井浩文)。新井浩文主演ってだけで、キャー。実際の新井浩文は、ゲームが好きで、AKB劇場とかメイドカフェとかにも行く人らしいが、それはそれ。ケンカが強くて、ぼそぼそ声で、汚いつなぎがよく似合ってる。健の兄貴分で、健に執拗につきまとうアキラ役の村上淳。ルックスもセリフ回しも、ダウンタウン松本のコントみたい。てことは、いかにも視力が落ちそうな髪型の新井は浜田か。チバユウスケがバイクを修理に持って来て、ライブに誘うシーンはまるで劇中劇。なんだ、この妙に緊張した空気は。ケンカにバイクにロックにハーモニカ。2012年の作品とは思えない懐かしい世界で、唯一、今っぽい風情なのが、健を殺しに来た少年役の新居延遼明君。「爆弾ジョニー」ってバンドのボーカリストで、ニワトリみたいで可愛いぞ。あ、永瀬正敏が久しぶりにカッコいい。ちょっとしか出てないけど。
Posted at 2012.10.29 in 映画・本
始まって数分後には、もうボカッ、ドカッの乱闘シーン。アメリカ女子総合格闘技界のスター、ジーナ・カラーノが、映画初出演にて初主演。ヒロイン、マロリーは、世界を飛びまわるフリーランスのスパイ。元恋人で雇い主でもある民間軍事企業の経営者、ケネス(ユアン・マクレガー)や政府関係者の陰謀により、無実の罪で追われるハメに。真相究明と復讐に立ち上がるマロリーが強い、強い。ジーナ・カラーノは、この役を特撮なし、スタントなしで快演。派手な特撮に慣れた目には、生身の乱闘シーンやカーアクションが新鮮。楽しみにしていたアントニオ・バンデラスは、最後にちょっとだけ出演。それにしてもこんなにちょっとだとは思ってなかった。
日本でこの映画撮るなら、マロリーはやっぱり吉田沙保里だな。顔の輪郭でいえば伊調馨だけど、ここはやっぱり国民栄誉賞のサオリーナ。安心戦隊ALSOKなんて最高だし。ところで、サオリーナのオフィシャルブログ「さおりフォルダ 夢追人」は、行間がやけに広い。「行間を読め」ってことなのか、ただ、広いだけなのか。そんなサオリーナは今月5日で30歳に。おめでとう。これからも大好きだ。
Posted at 2012.10.10 in 映画・本
舞台は1987年のハリウッド。当時のヒットナンバーをてんこ盛りにしたロックミュージカル。
ガンズ・アンド・ローゼズやデイヴィット・リー・ロス、ボン・ジョヴィ、トゥイステッド・シスター、フォリナー、ジャーニー、ホワイトスネイクなど、一世を風靡したアーティストのカバー曲が次々に披露される。
見どころは何といってもトム・クルーズ。成功に溺れたカリスマロックボーカリストを演じているのだけど、これがぱっと見、気持悪いと思いきや、あれ、ちょっとカッコいい。歌はてっきり吹き替えだと思っていたら、ちゃんと自分で歌ってるそうで、実際、トムは4オクターブの音域が出せるらしい。すごい。
お話は、ハリウッドでの成功を夢見る若いカップル、ドリューとシェリーの、どっかで観たような分かりやすい恋物語。ロック命のこの世界では、ポップスがちょっとバカにされていて、途中、無理やりポップミュージシャンにさせられたドリューのファッションに思わず失笑。でも、確かに当時、こんな格好の人達がいたよな。「ビバリーヒルズ高校白書」のデビッドが、ちょうどこんな感じじゃなかったか。そういえば、トム・クルーズ演じるステイシーをインタビューするローリングストーン誌の記者、コンスタンスはアンドレア風だったな。あー。久々、ブランドンの八の字眉毛が見たくなった。
Posted at 2012.09.29 in 映画・本