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カチーダ・マーハ
即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。

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ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

兵庫県立美術館の「だまし絵」展に行って来た
2009.10.08
のっけからインパクト大。アルチンボルトって人が描いた果物人間。神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の姿を、果物や野菜や花で表現したこの絵。なんだか馬鹿にしているようにも見えるけど、これはアルチンボルトの賛美の表現。芸術に精通していたルドルフ2世も、とても喜んだらしい。正面から見ると何が描かれているのか分からないエアハルト・シェーンの判じ絵。斜めから見ると、何と、しゃがんでうんこする男の姿が。ドメニコ・ピオラの大雑把に色を重ねたっぽい油絵は、中央に円筒形の鏡を置くことで、十字架にかけられたイエス・キリストが浮かび上がる。こういうのを描ける人って、どれだけ頭がいいんだろ。歌川国芳の寄せ絵や影絵も出てる。楽しみにしていた「みかけはこはゐがとんだいゝ人だ」は、今は「人をばかにした人だ」に展示替えされていた。裸の男達が体を寄せ合い、人間の顔になっている「みかけは…」は、国芳の寄せ絵の代表作。そして、この絵と言えば、石田靖の「探偵!ナイトスクープ」デビューロケ。石田探偵に届いた初依頼。それは、この絵を龍谷大学の学生達と一緒に、現実にして見せるというものだった。鼻役の石田は、鼻先の割れ目まで忠実に再現しようと、パンツを脱いでお尻の割れ目を出した。センセーショナルなデビューだった。兵庫県立美術館には、鳥のような人間のような、目隠しはしているが目は見えているといった、摩訶不思議なオリジナルキャラクターのイベチャンとントチャンがいる。「イベント」を分割したネーミングなのだろうか、ンで始まる名前のキャラクターなんて、たぶん日本全国探しても、ントチャンだけだろう。ミュージアムショップでTシャツが売っていた。迷ったあげく買わずに帰って来たが、今は買えばよかったと後悔している。
Posted at 2009.10.08 in ちょっとおでかけコメント(2)トラックバック(0)
コメント一覧
1. | 投稿者: イベ企画 (2009.10.16)

はじめまして。
イベチャンを考えたイベ企画と申します。
彼らの評判を知ろうとグーグルで検索してみたら、こちらの記事にたどり着きました。
イベチャンたちの存在にご注目いただきありがとうございます。
誕生以来10年近く経ちましたが、意に反して全然知名度があがりません。
兵庫県立美術館ともどもこれからもご声援よろしくお願いします!

2. | 投稿者: カチーダ・マーハ (2009.10.27)

はじめまして。イべチャンすばらしいですね。
ヌルチャンとかトクチャンとか、彼らは人間の言葉で話すのでしょうか?
次回、行ったときはTシャツをゲットします。