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カチーダ・マーハ
即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。

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ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

市内だけど秘境。「もののけ姫」の故郷、岩屋山志明院。
2012.06.11
ずっと前から来たかった志明院。雲ヶ畑の、人里離れた山中にあって、公共の交通機関はヤサカのジャンボタクシー、もくもく号だけ。一日二便限り、午前は8時40分北大路発。シャクナゲの見頃が過ぎたからか、今日は他に乗客なしの貸し切り状態。北山杉の景色を楽しみながら40分近く揺られたら、終点「雲ヶ畑岩屋橋」に到着。ここからは徒歩。舗装されているとはいえ、登りの山道は結構キツい。ハァハァ言いながら30分。最初、ちょっと肌寒かったのに、到着した時には汗かいてた。
神聖な山岳道場である志明院は、楼門より先は写真撮影禁止。余計な荷物を預け、身軽になって参拝。まず本堂のお不動さんにお参りしたら、龍神伝説の残る飛龍の滝へ。お社の下から流れ落ちるひと筋の滝。剣に巻き付いた龍の像がカッコいい。次に向かった護摩の岩屋がまた良くて、ひっそり暗い洞窟の中にお不動さんがおられる。洞窟の中から外を見たら、ちょっと異次元。最後は舞台造りの根本中院へ。ここの洞窟に湧き出る水は、鴨川の源流。今日は岩肌が少し濡れている程度だけど、ひしゃくが用意されているから、飲めるくらい水が湧く時もあるんだ。
志明院は宮崎駿アニメ「もののけ姫」の故郷。司馬遼太郎が、新聞記者時代に体験した宿坊での怪異現象を宮崎駿に話したことが、その誕生のきっかけになったとか。
さて、帰りのもくもく号は14時20分発。お抹茶をいただいて、長生きの鯉を眺めてゆっくりしても、まだまだ時間が余るので、タクシーを呼んでもらう。呼ぶといっても、町中みたいにすぐに来て貰えないから、山を下りる私たちと、こちらに向かうタクシー、両者「よーい、ドン!」で出発して、出会ったところで乗車する。市内だけど、ちょっとした旅気分だったな。また来たい。
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Posted at 2012.06.11 in ちょっとおでかけコメント(0)トラックバック(0)
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