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プロフィール

カチーダ・マーハ
即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。

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ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

「恋の罪」
2012.03.23
渋谷区円山町のラブホテル街で起きた猟奇的殺人事件。雨漏りするボロボロの木造アパートに放置された、マネキンと接合された死体は誰のものなのか。
えー、いきなり水野美紀の全裸。初のフルヌードが、こんな「たまたま出ちゃいました」みたいな出され方でいいのか。ちゃんと家庭を持ちつつ、夫の後輩と不倫している刑事・和子(水野美紀)。その不倫相手がアンジャッシュの児嶋で、これがキモい。どうした、和子。いくら性的倒錯のなせる業でも、この男はないよー。
売春婦という裏の顔を持つエリート助教授、美津子(冨樫真)と、人気小説家の妻で、なにかが無性に「したい」と、満たされない日々を送っている専業主婦のいずみ(神楽坂恵)。セックスの世界の奇妙な師弟関係。「私のとこまで堕ちて来い!」「はいーっ(涙)」…って。いずみ、こんなに素直に何でも受け入れていいのか。美津子と出会う前のいずみが、騙されてAV出演してしまった後、全裸でソーセージの試食販売の練習をするシーン、泣かせる。この人、人のせいにしない人なんだ。この、いずみの売るソーセージが、後に特大になるのはスーパーの店長のセクハラだろう。とにかく、冨樫真と神楽坂恵の体当たり演技に圧倒される映画。
死体の身元と犯人が分かって、エンディングは爽やかな朝。水野美紀が、出しそびれたゴミ袋を両手に持って、ゴミ収集車を追い掛ける。走る、走る。そうそう、水野美紀はこうでなくちゃ。
Posted at 2012.03.23 in 映画・本コメント(0)トラックバック(0)
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