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カチーダ・マーハ
即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。

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ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

「ジパング展」京都高島屋グランドホール
2011.10.03


日本のモダンアートを担う気鋭作家31人の作品を集めた「ジパング展」。会場で最初に目にする池田学のペン画「ブッダ」。うえー。これはもう、恐ろしいレベルの緻密さ。気持ち悪いような、それが却って気持ちいいような、不可思議なワンダーランド。なんだ、のっけからすごく楽しいぞ。長持の中に、古い木箱や積み木みたいな立方体、そしてナフタリンで出来たうさぎのぬいぐるみが入ってる、宮永愛子の「はるかの眠る舟」。ナフタリンは揮発するから、うさぎはいずれ原型を失い、ケースの内側には揮発したナフタリンが結晶となって貼りつくんだそうだ。上田順平のキモかわ陶オブジェ「ウラシマピーターパン」「キンタウルス」「ツカイノモノ」。岡本敏子賞を受賞した際に制作した「ウラシマピーターパン」には、飛行機の翼に「TARO LINE」って入ってたり、太陽の塔がモチーフに使われていたりと、岡本太郎へのリスペクトも。「ツカイノモノ」の両腕には若貴兄弟が描かれているが、これにも何か意味があるんかな。会田誠は「大山椒魚」。大きなサンショウウオとペチャパイ少女2人。少女は藤田嗣治の乳白色の肌。きれいだな。藤田嗣治は乳白色を出すために絵具にシッカロールを混ぜていたらしい。いろんな手法があるんだな。山本竜基「おお まい ぶっだ」。手塚治虫のブッダをボコボコにしようと取り囲む学生服の少年達は、全員、作者山本竜基の顔。何気に隣の子の足を踏んでたりする。 「ジパング展」かなり見応えあり。会場で聞いた話だけど、近々、どこかで会田誠の個展か何かが開催されるらしい。どこでやるんかな。関西でもあるといーのにな。
Posted at 2011.10.03 in ちょっとおでかけコメント(0)トラックバック(0)
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