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カチーダ・マーハの日記
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即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。
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「さや侍」「ブンミおじさんの森」
2011.07.01
「大日本人」も「しんぼる」もしんどかった。なら観に行かなきゃいいのだけど、そういう訳にもいかない松ちゃん映画。今回は時間が短いから嬉しい。刀の鞘しか持たない侍、野見勘十郎は、ひとり娘のたえと旅を続けていたけれど、無断で脱藩した罪で捕らわれの身に。お殿様から、母親を亡くして以来笑わなくなった若君を、30日間、一日一芸で一度でも笑わせることが出来たら無罪放免、失敗したら切腹という「30日の業」を言い渡される。お殿様役は國村準。この人、板尾さんの映画にも出てたよな。こういうの好きなのかな。たえ役の子、毎度毎度セリフに力が入っていて不自然なんだけど、私は好きだ。笑った顔、可愛い。もう一人の子役、若君。なんか、すごいの見つけて来たな。この子のプライベート写真とか見てみたい。松ちゃん映画の笑いって、普段のトークやコントと違って、ベタで大味で、ほとんど笑えない。そういう冗談なのかな。最後の歌のシーンで「消臭力」のCMが重なった。ラーラーララーラ、ララララララー。あのCM好きだ。
ティム・バートンがベタ褒め。タイ映画で初のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞。死期の迫ったブンミおじさんのもとに、19年前に亡くなった奥さんと、数年前に行方不明になった息子が現われる。息子はなんと赤い目の類人猿だ。王女様が滝壺でナマズと戯れたり、予期せぬシーンでドッペルゲンガーが起こったり、エンディングの音楽がやけにミスマッチだったりと、分からないこと満載なんだけど、自然の森の空気感を伴う、不思議に心地よいファンタジー。エンディングロール中に聴こえたタイ語、あれは何と言ってたんだろ。字幕プリーズ。そして、タイではあれが一般的なのか、お葬式の電飾祭壇には驚いた。
Posted at 2011.07.01 in 映画・本
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