• ホーム
  • カチーダ・マーハの日記

アーカイブ

プロフィール

カチーダ・マーハ
即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。

バックナンバー

スタッフボイス
ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

「わたしを離さないで」
2011.04.11
臓器提供のためにこの世に生かされたクローン人間が主役。設定はSFなんだけど、どちらかといえば心に残る人間ドラマ。70年代イギリスの片田舎。普通とはちょっと違う寄宿学校ヘールシャムで、少女キャシーは同年代の少年、トミーに想いを寄せている。トミーはナイーブで難しい子なんだけど、キャシーには心を開いていて、思いやりもあって、ふたりはとってもいい感じ。なのに、それに嫉妬したルースが割って入って、どうしてだかあっさりトミーと恋人同士に。複雑な想いを抱えるキャシー。18才になった3人はヘールシャムを出て、コテージでの共同生活を始める。少年時代のトミーは可愛かったのに、大人になったトミーは、たまにJOYにも関根勤にも見える、微妙なイケメン。内向的なのか、ただ、どうでもいいだけなのか、ルースが怖いのか、デリカシーがあるのかないのか、分かりにくい不思議君。そんなトミーへの想いを静かに募らせるキャシー。健気だ。大人になったルース役は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイ。こんなに怖い顔だったかな。クローンといえばソメイヨシノもクローン植物。哲学の道もいよいよ見頃。

110411.jpg
Posted at 2011.04.11 in 映画・本コメント(0)トラックバック(0)
コメント一覧