• ホーム
  • カチーダ・マーハの日記

アーカイブ

プロフィール

カチーダ・マーハ
即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。

バックナンバー

スタッフボイス
ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

建仁寺にて「綴プロジェクト」の作品を観る。
2011.03.24
11032401.jpg

11032402.jpg
11032403.jpg
三連休の初日は、冬衣装じゃ汗ばむくらいのお出掛け日和。国道もしっかり混んでいて、いつもより倍の時間をかけて建仁寺へ。「綴プロジェクト」は文化財保存活動のひとつで、屏風や襖絵などの文化財の劣化を防ぐために、複製品を制作。オリジナル作品は次代へ伝えるために美術館や博物館で保存し、複製品を広く一般に公開しようというもの。複製品はキャノンと京都の伝統工芸の担い手がタッグを組んで制作。最新のデジタル技術と伝統の技が、本物に限りなく近い複製品を作りだすんだそうだ。建仁寺といえば俵屋宗達の国宝「風神雷神図屏風」。これはこのプロジェクト以前にすでに複製品で、オリジナルは確か京都国立博物館にある。だから今、建仁寺にはふたつの風神雷神の複製品がある。宗達の風神雷神は、その昔、尾形光琳によって模写されているし、その光琳のを更に模写した酒井抱一の風神雷神もある。良き作品はリスペクトされ、模写される。昨今の和柄ブームで、えらく雑に模写された風神雷神が、ジーンズやデニムジャケットに使われ、ヤンキーや小金持ちカジュアル親父に支持されているが、これはまた別の話。
で、今回の建仁寺。風神雷神をはじめ、若冲の「樹花鳥獣図屏風」、長谷川等伯の「山水図襖」、尾形光琳の「八橋図屏風」、狩野内膳の「南蛮屏風」など、名作の複製品がズラリ。複製品だから撮影可。作品にぐぐーっと寄ったマクロ撮影も出来て楽しい。特に若冲。動物一匹一匹、それぞれに愛嬌があって可愛い。
Posted at 2011.03.24 in ちょっとおでかけコメント(0)トラックバック(0)
コメント一覧