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カチーダ・マーハの日記
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即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。
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「グラン・トリノ」
2009.05.26
クリント・イーストウッドが監督・主演。主人公のウォルトは息子夫婦にも孫にも敬遠されてる偏屈じいさん。奥さんに先立たれた後は、愛犬デイジーと暮らしてる。隣はアジア系移民のモン族の一家。ウォルトはこの一家が気にくわない。モン族のへなちょこ少年タオは、いとこのチンピラグループに執拗に迫られ、ウォルトの宝物であるグラン・トリノを盗みに入る。グラン・トリノはウォルトが自動車工時代に手掛けた自慢の一台で、新車同様にピカピカ。チンピラグループのみならず、いけ好かない孫娘も「おじいちゃんが死んだ後は…」と狙っている(明らかに嫌われてるのに、期待してるところが驚きだ)。で、いろいろあって、ウォルトとタオの間に友情が芽生え、ウォルトはタオを守るためにチンピラグループと対立。このチンピラ達がよく分からない。いとこなのにタオ一家を襲撃。更にタオのお姉さんのスーを強姦。そこまでするか。で、そんなチンピラの中の一人が、胸元に「家庭」ってタトゥーを入れてたりする。漢字のニュアンスが微妙に間違ってないか。ウォルトに「童貞」呼ばわりされながらも、根気強く懺悔を勧める若い神父がいいボケ具合。初対面で親しげに「ウォルト」と呼びかけるも、馴れ馴れしいと怒られる。その後も何度となく「ウォルト」と呼び続け、ようやくウォルトが心を開いたところで「コワルスキーさん」と改まる。おちょくっているのか。とにかく、ウォルトの骨太ぶりがカッコいい。年季が入った毒舌は軽妙で痛快だ。
Posted at 2009.05.26 in 映画・本
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