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カチーダ・マーハ
即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。

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ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

「カメレオン」
2008.07.22
30年前に松田優作のために書かれた脚本を、藤原竜也主演で撮ったハードボイルド作品。藤原竜也がハードボイルド。変なパーマをかけても、口ひげを伸ばしても、いい子ちゃんはいい子ちゃん。可愛い藤原竜也はどこをいじっても、全然、汚れた感じがしない。そして、極めつけのでっかいサングラス。似合っているのか、似合っていないのかさえ、分からない。藤原竜也演じるのは、グループ詐欺で生計を立てているゴーロ(伍郎)。その過去は謎に包まれている。カメレオンのようにいくつもの表情を持つ…らしいが、ぜんぶ可愛い顔だった。最後、敵役の豊原功補(コウスケってこんな漢字だったんだ)に向かってひょっとこみたいな顔をしたが、あれも可愛かった。塩谷瞬がお得意のダメダメ君役で登場。これが奴の素の姿なのではないかと思えるくらい、ダメぶりが板についている。ゴーロと詐欺仲間たちは、ある日、ホテルの地下駐車場で、政治家と癒着する裏組織RCAによる拉致現場を見てしまう。以来、RCAに追われる身となり、仲間が次々に殺されてしまう。そして、恋人の水川あさみが撃たれたとき、ゴーロは復讐の鬼となった。それからのゴーロはメチャクチャ強い。敵陣に入り、あっという間に仲間の仇を討つ。ゴーロの強さもたいしたものだが、それよりも、特筆すべきは水川あさみの生命力である。確か、海辺で何発も撃たれていたはず。で、ずずーっと引き摺られていって、RCAに収容されて、焼却する予定で放置されてたんだよな。しかも、愛するゴーロがやってくるまで数日経っているはず。なんで生きてんの?
Posted at 2008.07.22 in 映画・本コメント(0)トラックバック(0)
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