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カチーダ・マーハの日記
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即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。
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「神様のパズル」
2008.07.01
この映画でも市原隼人は叫ぶ。「ROOKIES」仕込みの「うるせぇーっ!」が出た時は、「そんなの関係ねぇ!」(前フリに小島よしおが出演)よりも嬉しかった。市原はおバカな兄と優秀な弟という双子を演じ分けているのだけれど、次第に弟もおバカになっていくので、二人のキャラの差があまり感じられなくなった。
主役はおバカな兄の方。弟の代わりに参加した物理学のゼミで、天才少女のサラカと宇宙の創造の研究に関わることになる。サラカは人工授精で生まれた孤独な女の子なんだけど、だからといって何故自分のことを「僕」というのか。あの話し方はおかしいぞ。サラカ役に「映画が盗まれている」海賊版撲滅キャンペーンの谷村美月。あの黒い涙にはうんざりしてたけど、こうして見るときれいな子だな。サラカの母親役に若村麻由美。道を外した役が見事に似合う。
サラカは次第に暴走。自身の研究によって開発された超巨大加速器「むげん」をジャックして、本当に宇宙を創り出そうとするんだけど、そうすると、今、存在している宇宙が壊れてしまう。そこでおバカな兄の出番。「むげん」はものすごく大がかりな建物で、谷村美月が出てた「魍魎の匣」がオーバーラップする。そこに乗り込む兄。何故だかギターを背負っていて、極限状態のサラカの前でギターをかき鳴らし、歌う(サラカに何が伝わったのだろうか)。更に飛び降り自殺をしようとするサラカに寿司(タッパーに入れて持ってきた!)を食べさせる。ムチャクチャだ。が、とにかくハッピーエンドだったし、市原隼人の叫びもたくさん聞けたという点で、私は大いに満足だ。
Posted at 2008.07.01 in 映画・本
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