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カチーダ・マーハ
即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。

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ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

「ナルニア国物語 第二章 カスピアン王子の角笛」
2008.06.04
主人公は「第一章 ライオンと魔女」から引き続き、ペベンシー家の4人兄弟。そして、サブタイトルにもなっているカスピアン王子。前作で魔女との戦いに勝ち、ナルニアの4人の王となった兄弟だけれど、今は現実世界のイギリスに戻り、普通の生活を送っている。一方、4人不在のナルニアには1300年もの歳月が流れ、今は戦闘民族であるテルマール人の支配下にある。テルマールの王位継承者であるカスピアン王子は、王位を狙う叔父ミラースの手下に暗殺されかけるが、なんとか森へ逃れる。カスピアン王子は魔法の角笛を吹いて伝説の4人の王を呼び寄せ、テルマールに戦いを挑む。で、カスピアン王子役のベン・バーンズなんだけど、加藤雅也というか草刈正雄というか、古いタイプの男前。4人兄弟よりはるかにルックスがいいのに、この映画では全く魅力的じゃない。長女スージーのことがちょっと気になってて、長男ピーターがミラースと対決している間、こっそり抜け出して助けに行くところなんか、いかにもアホ王子。背の高さや体格の良さも、彼の「役立たず感」を目立たせるだけ。今回、4人兄弟はそれぞれに大活躍。前作で魔女にお菓子で釣られ、兄弟を売ろうとした、とんでもない次男も今回はがんばっている。それなのに、カスピアン王子…。ま、カスピアン王子はさておき、今回もライオンのアスランがカッコいい。吠えるだけで長年眠っていたナルニアの民を目覚めさせるし、洪水も起こす。勇ましい顔あり、憂い顔あり。その表情の豊かさといったら、スクリーンから目がはなせない。アスランをはじめ、ナルニアではライオンとかトラとか、ネコ科の動物がカッコよく描かれている。だから剣の名手のネズミ、リーピチープ(小さいくせに見せ場が多い)も、どうせならネコにして欲しかった。私の中では最高位にかわいい猫種である茶トラ猫が、あんな笑いのワンシーンにのみ使われるなんてあんまりだ。ナルニアは魔法の国であるから、一言で「ナルニアの民」といっても、ミノタウルス(涙の大活躍)や小人、フォーン、セントール(上半身が人間で下半身が馬)、花の精などバラエティ豊か。後半は「木」が予想を超えた大活躍。あんなに強いとは驚き。というか、強すぎるんじゃないか。
Posted at 2008.06.04 in 映画・本コメント(0)トラックバック(0)
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