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カチーダ・マーハの日記
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即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。
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「金刀比羅宮 書院の美」にて。応挙の虎、最高!
2008.02.07
「若冲はこんぴらさん!」という電車の中吊り広告に誘われて、こんぴらさんこと金刀比羅宮へ。文化ゾーンの完成記念イベントとして催された「金刀比羅宮 書院の美」では、普段は非公開の奥書院を公開。201の花が整然と並ぶ伊藤若冲の「花丸図」が間近に観られたり、愛媛県の定蓮寺から160年ぶりに里帰りしたツバメの絵の断片が初公開されたりと、若冲ファンには見逃せないチャンス。私も若冲が好きだが、今回の目玉は虎。円山応挙が描いた「遊虎図」の8匹の虎だ。表書院に入ってすぐ、あまり興味の湧かない鶴の間を足早に過ぎ、虎の間へ。いるわ、いる。三方の襖に虎がいる。広告に使われていた「水呑みの虎」から、松の木の下でのっそり佇む八方睨みの虎、そして、何故か豹柄の虎(たまらん可愛い、のん気な寝顔)とホワイトタイガー(何故?)…。とにかく素敵なのだ。はた目には大人しく鑑賞していた私だが、内心はかなり舞い上がっていた。これらの虎、普段はガラス越しでしか観られないそうである。しかも、この催しが終わると次は三重県へ、そしてフランスへ渡ってしまうので、当分は観ることが出来ない。なんて貴重な体験をしたんだ。売店では虎グッズを買い漁った。ポストカードからクリアファイル、一筆箋にTシャツ…そして、ホワイトタイガーが真正面から見据えるトートバックに手を伸ばした時、思い出してしまった。でかい虎の絵=オバハンTシャツによくある柄。まもなく四十路に突入する私は、虎が洒落ではなく、本気で似合ってしまう心配をしなくてはならない。虎は好きだが似合いたくはない。虎好きに勢いがついた今となっては、少々メランコリックな問題である。
Posted at 2008.02.07 in ちょっとおでかけ
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