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カチーダ・マーハの日記
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即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。
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「アイ・アム・レジェンド」
2008.01.10
荒廃した近未来のニューヨーク。そこにはウイルス感染により闇の住人と化したミュータントの恐怖が。このミュータント、暗闇でしか行動できないけど、強いし知恵もあるから手強い。暗いビルでの登場シーンはかなり不気味だ。ウィル・スミス演じるロバート・ネビルは、たったひとりの生き残り。どこかにいるだろう生存者に向けて、毎日無線でメッセージを送り続けているけれど、返事はなし。愛犬サムと孤独な日々を送っている。ネビルは有能な科学者で、危険を冒してミュータントを捕まえ、正常な人間に戻す血清開発に取り組んでいる。絶望的な状況にも拘らず、だ。そんな素晴らしいネビルに対して、あの親子は何だ? 自分の誕生日に愛犬サムを亡くして(ミュータント化したサムを絞め殺す時のネビルの顔はちょっと面白い)自暴自棄になったネビル。あえてミュータントが活動できる夜に戦いを挑んで窮地に追い込まれる。そんなネビルを救ったのが、無線を聞きつけてやって来たこの親子(母親と幼い息子の力でどうやってミュータントを退けられたのか不思議だ)。負傷したネビルを家に運んでくれたのはいいが、結果、ミュータントに後をつけられ居場所を知られてしまう。母親はネビルが寝ているうちに、気を利かせたつもりか、朝食を用意。ネビルが大切に残していたベーコンを「ベーコンがあるなんて奇跡」と言って使ってしまう。厚かましいアホ。奇跡と言うならその貴重さが分かるだろう。息子、愛嬌がない。人の家で勝手に、しかもつまらなそうに「シュレック」を観るな。ラスト、体を張って血清開発に成功したネビルが死んで、この親子が生き残る。不条理だ。
Posted at 2008.01.10 in 映画・本
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