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カチーダ・マーハの日記
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即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。
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「モーテル」「4分間のピアニスト」
2007.11.27
「宿泊料、イノチ」。道に迷って辿り着いた片田舎のモーテル。離婚の危機に迫られた夫婦が、離婚どころじゃない生命の危機に晒される。その前兆ともいえる無言電話、隣室からのノック音。このノックが半端じゃなくて、ものすごく恐い。再生したビデオには、部屋で行われた殺人の記録が。ゾンビとか地球外生物との戦いじゃなくて、人間対人間の戦い。アナログなところが却って恐い。でも、この夫婦、がんばったよな。クライマックスには妻が大奮闘。旦那の生命力には疑問が残るが、ああいう終わり方で良かった。でないと悪い夢を見そうだもの。
受刑中の天才ピアニスト、ジェニーが暴れまくる。看守を殴る、鏡を割る、ガラス窓に突進する。いくら過去に辛いことがあったからといって「そこまでやるか?」というくらい暴れる。少女という設定だが、たまにアル中のおばさんに見える。刑務所にピアノ教師としてやってきたクリューガー(この人も殴られる。恩師なのに)はジェニーの才能を見抜き、開花させようとする。刑務所にはミュッツエっていうさえない看守がいて、クリューガーを慕ってる。このミュッツエが卑屈な男で、子供を使ってクリューガーの気を引こうとしたり(それが全く効果なし)、ジェニーが暴力事件を引き起こす陰謀を企てる。確かにミュッツエは以前、ジェニーにボコボコにされている。だから気持ちは分かる。でも、やり過ぎ。ジェニーの父親もトホホな奴だし、ぶっちぎりの女二人に対比させたのか、この映画、男の登場人物がなんだかとっても情けない。 音楽、良かったな。また聴きたいからサントラ買ったもの。ジェニーの演奏シーン、もっとたくさん観たかった。しかし、最後の演奏…あれは、いいのか?
Posted at 2007.11.27 in 映画・本
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