北海道警の婦人警官が殺された。その子と前に付き合っていたという理由だけで、証拠もないのに殺人容疑をかけられ、更には射殺命令まで出されてしまう気の毒な警官、津久井に宮迫。しかし、なんで宮迫。大げさ過ぎるSATの出動シーンは、宮迫を狙っているというだけに、なんだか「リンカーン」のドッキリ企画のよう。どうせならSATのリーダー役は浜田にして欲しかった。中盤から、実はこいつが悪い奴、ついでもこいつも悪い奴、いっそこいつも悪い奴…な、どんでん返しの大安売り。最後、ジャズバー「ブラックバード」の全員集合シーンはどういう意味だったんだろ。松ケンがちょこっとだけ友情出演。松ケン、ブラックバードのマスター役の大友康平と、過去に「リターンマッチ~敗者復活戦~」というテレビドラマで共演しているが、たった5年前の作品とは思えない古くさい空気感は、大友康平の力によるところが大きい。ちなみに松ケンのライバル役は小栗旬。必見とまでは言えないが、ちょっとお宝な作品である。
おまけ
ロームのクリスマスイルミネーションは今年もきれい。