中三で遅咲き不良デビューしたコーちゃん役に松田翔太。
「花より男子」ではパッとしなかったけど、「ライアーゲーム」と「女帝」で好きになった。
あの矢印の鼻とおちょぼ口で、不良の格好をしても、乱暴な口を利いても、全然「ワル」にも「ボロ」にも見えない愛い奴だ。喧嘩のシーンも迫力なし。
でも、今をときめく翔太だから、それもアリ。翔太に限らず、コーちゃんの不良仲間のほとんどが、どうも不良っぽくない。「現代の子が昔の不良を演じてます」感が出てる。唯一、板についてたのが親友のヤッコ役の子。カッコ良かったな。ハンカチ王子にちょっと似てる。でも、不良役で良かった子って、それ以外の役を見るとガッカリする。「パッチギ!」のアンソンもそうだったし。コーちゃんのヤクザな叔父さん役に中村トオル。なんか「龍が如く」の岸谷五朗を思い出した。過剰な演技って、観ているこっちが恥ずかしいから、いらん。ザ・クロマニヨンズの主題歌「ギリギリガガンガン」、耳障りと思いながら、つい歌ってる。私はザ・ハイロウズの「Relaxin' WITH THE HIGH-LOWS」というアルバムが好きでよく聴いている。いいな、青春。