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プロフィール

カチーダ・マーハ
即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。

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ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

世界最速のインディアン
2007.02.19
2月3日

「世界最速のインディアン」公開初日。バスの時間を間違えて、上映時間ギリギリでMOVIX到着。慌てて入場したけれど、そのガラ空き加減に拍子抜け。アンソニー・ホプキンス扮するバート・マンローは、ニュージーランドの田舎町で暮らす63歳、年金暮らし、持病あり。「顔にしわがあっても心は18才」で、改造を重ねたオンボロバイク「インディアン」で、アメリカのボンヌビル塩平原で行われる記録会に出場し、世界最速に挑戦する。早朝からマシンいじりで爆音を轟かせ、お隣さんの肉切り包丁でタイヤを削る。草を刈れと言われれば火をつけて、消防車を出動させてしまう始末。マイペースで人の迷惑省みず。でも憎めない。それにモテる。この映画、悪人が出てこない。唯一挙げるならモーテル前で出会った募金の女くらいか。地元の仲間も、暴走族も、旅先で出会う人も、皆、いい人。お隣さん夫婦はバートに迷惑かけられっぱなしだけど、ここの息子がまたいい子。バートがインディアンで塩平原を突っ走るシーンはハラハラだけど爽快。やさしさいっぱいの痛快ロードムービー。こんな気持ちのいい映画がガラ空きなんてもったいない。
Posted at 2007.02.19 in 映画・本コメント(0)トラックバック(0)
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