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カチーダ・マーハの日記
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即興詩人。京都市左京区出身。A型。動物占いはライオン、星座は水瓶座。趣味として映画鑑賞と読書を少々。猫、特に茶トラの野良猫をこよなく愛する四十路間際の女。
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「大奥」
2010.10.12
男だけがかかる疫病が流行して、男女逆転の世となった徳川の時代。3000人の美男を集めた女人禁制の男の園、大奥。女将軍吉宗(柴咲コウ)の寵愛を得るために競い合う、才色兼備の男達(…なんだそうだけど、大奥一の美男、松島(玉木宏)以外は、みんなあんまりパッとしない)。見た目の華やかさとは裏腹に、陰謀渦巻く闇の世界、大奥。そこに足を踏み入れた、貧乏旗本出身の水野は、美しく、剣術に長けた男。その器量の良さと武士道精神で、見る見る出世を遂げていく。その水野役が嵐のニノ。私は、困ったうさぎのような顔や、永遠の帰宅部中学生体型が、ニノの魅力だと思っている。なのに、どうして男気溢れる美男子役をさせられているのか。吉宗初の大奥お目見えのために仕立てた黒い裃。どうして黒なのか。余計に小さく見えるじゃないか。これじゃ、大人の中にひとり交じった中学生だ。吉宗が水野に目を留めたのは、水野が美しいからじゃない。小さいからだ。柴咲コウの女将軍も、和久井映見の御用取次も、佐々木蔵之介の大奥総取締も、阿部サダヲの目がやけに色っぽい古参も、堀北真希のいつもな感じも、脇役はみんなしっくりきてるのに、どうしてニノだけが。これこそ何かの陰謀だ。
Posted at 2010.10.12 in 映画・本
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