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カチーダ・ マーハの日記
ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

“はやと”が男の子だとか、そんなことは関係ないんだ。
2009.03.11
眠くないときに羊を数えたら、たまにヤギが出てきます。

NEWジョンです、こんにちは。

両方元気に「メー」っつってます。


それはある冬の寒い夜のことだった。

予定では夕方までに終わらせるつもりだった仕事だったのだが、
思いのほか作業が捗らず、僕はパソコンのモニターを睨みつけるようにし、頭を悩ませていた。


これは・・・違う。

なら・・・こうか?・・・うーん、違うか。

これならどうだ?・・・これもダメか・・・。


そんな調子で、なかなか思い通りにいかない現状にイライラしながら時間ばかりが過ぎていく。

さらに眠気と空腹とが集中力を妨げ、脳の働きも次第に鈍っていくのを感じていた。


時計の針は間もなく12時を回ろうとしていた。
気がつけばオフィスには僕とメガトマトの2人しか残っていない。
見るとメガトマトも同様に、難しい作業をしているようだった。

今日は遅くなりそうだな、なんてことを思いながらコーヒーを啜り、
一息つきつつも、頭のどこかでは引き続き別の解決方法を探っていた、その時だった。


「帰って、キスしよーっと」


突然聞こえる謎の独り言。
発したのはメガトマトのはずだ。
だって他にスタッフはいないのだから。

「帰って、キスしよ」とは、実際耳にすると聞き流すには難しい類の言葉である。
また同時に、何かと聞き間違えた可能性もあると思い、僕はメガトマトに質問をぶつけた。


メガトマトくん?今、何つった?

「“帰って、キスしよ”って言いました」

キス!?


やはり聞き間違いではなかったようだ。
キスとはあのキスのことだろう。接吻だ、接吻。
疲れて頭がどうにかしちゃったのだろうか。
突然キスの話をしてはいけません。


急に何言ってんの?勝手にしなさいよ。

「ジョンくんはしたくないんですか?キス」

したい!・・・いや、したいけど、したいとかしたくないとかいう話じゃないっ!バカが!

「帰って、寝てるとこに・・・ちゅって」

うっさい!ってか色々想像するからやめて!


制止したものの、突然聞かされたまさかの願望に驚愕の色が隠せない。
何故そんな望んでもいない報告をこの状況でするのか。
何?思春期?

そんなとき、あるアイデアが頭に閃く。
疲れていた状況で、我ながらよく頭が回転したと関心する。
さっそくその企画をメガトメトに報告した。


メガトマトくん?このこと、日記に書いてもいい?

「日記?」

うん、スタッフブログに書いてもいーい?

「ダメですダメです!何言うてはるんですかー!」

でもね?たぶん書いちゃう。ごめんね?

「ごめんじゃないですよー!あきません、あきません!」

あはは!そんなこと言って本当は書いて欲しい?

「書いちゃだめですよー!・・・ってかキスしよって言ったの、僕が飼ってるペットの“はやと”にですよ!?」

ふーん、あっそー。・・・どうやって書こうかなー。あ、文章が浮かんできた!

「あきませんてー!ほんとに“はやと”になんですからー!」

分かった分かった、書かないって。くすくす

「その感じ、書くでしょ!?書いたら僕、その日記勝手に消しますよ!?」

大丈夫大丈夫、書かないってー。安心しなよー。



と、いうわけでメガトマトくんごめん。

書いちゃった!NEWジョンでした。

はたしてこの日記は消されるのだろうか。
Posted at 2009.03.11 in ひとりごとコメント(0)トラックバック(0)
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