アーカイブ

秋といえば、『実りの秋』って言うだけあって、
地元の方では、その辺や山にいろんなもんが生ってて、
土地の所有者関係なしに食べ放題的なかんじですが、
そういったものよりなにより、
【なれずし】
が楽しみでしょうがないんです(*´ｪ｀*)

皆さんご存知でしょうか？
簡単に言うと、熟寿司です。　（簡単すぎ・・・。
発酵させた寿司ってことなんですけど、
うちの地元はメインの道ではないんですが、鯖街道が通ってて、
魚は鯖だったんですが、鮎だったり秋刀魚だったりする地方もあるそうです。
わかりやすく言うなら、滋賀県の『鮒寿司』がこのたぐいだと思います。

美山の鯖なれずしでも、地区によって違うとは思うんですが、
うちの実家の方のなれずしは、何ヶ月もねかせるものではなく、
2週間程なので、若干の癖はありますが食べやすいと思います。
(食べれない人にしたら、めっちゃ癖あるみたいですけど・・・)
そして、発酵させてるから保存食かと思えば、
ちょっと温かいと、1週間も持たないと言うなんとも不思議なｴｾ保存食なんですｗｗｗ
しかし、これはめっちゃ美味い！！！

ｴｾだろうが、ﾆｾだろうが、ｺﾚが食べられたらｲｲﾝﾃﾞｽ！！(川平慈英風
なんでもｲｲﾝﾃﾞｽ！！　(再び川平ｊ(ry
そしてまたｺﾚが、日本酒に合うこと合うこと(*´ｪ｀*)
幸せのひと時を過ごせるんﾃﾞｽ♪(*´ｰ｀)　　(ちょっとだけ慈英風
　

でも、1年のうちで、この時期だけしか食べることができないから、
『なぜこの時期なのか』
と言う疑問を昔祖母にぶつけたところ、
「祭ん時に食べるため」
と返ってきました。
この時期の気候が、発酵する際の湿度とか気温とか条件がいいのもあるけど、
祭の時に、ご馳走を出すためだそうです。
でも、15年に1回しか大きいお祭ないんですけどね・・・(ﾟｪﾟ；)

今や祭のためだけとかではなく、年１のご馳走で食べてるんだと思います。

実は、この【なれずし】で、
うちの祖母が地元では名誉ある賞をいただいてたので、
家で作ってる時に、作り方とか、横で見てたりしたんですけど
色々とめんどくさいなぁと子供ながらに思ってました。
その年々、気温も鯖の状態も違うから、酢飯の調節とか時間とか工夫してました。

祖母が作れなくなってから、母が教わりながら作ってくれるようになったんですが、
数年前、手伝いをしたことがあって、めちゃくちゃ大変だったのを覚えてます。
若干ﾊｴ達との戦いもありつつ、鯖との戦いもあり～の、酢との戦いもありました。
ねかせてる間は気温との戦いで、ひっくり返すﾀｲﾐﾝｸﾞも難しいんです。。。
やはり、おいしいものは手間がかかってるって言うのが作ってみてわかりました。

「ねずしを食べんｺﾄには年は越せん！！」　（【なれずし】は【ねずし】とも言います。)
と、毎年口癖のように言ってる私ですが、
なんと、今年はまだ食べてないんです！！！(´；ｪ；｀)
と言っても、冷凍保存してくれてるみたいなので、
今度帰ったときに、日本酒片手にじっくり味わいたいと思います( *´艸`)ﾌﾌﾌ

ではでは今回はこの辺で・・・。ﾇﾌﾌﾌﾈｽﾞｼﾇﾌﾌ
ヾ(*´∀`)ノナマステーﾅﾚｽﾞｼ