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カチーダ・ マーハの日記
ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

農村体験型民宿?(遠い親戚の家に行って来ました。。。そんな感じ)
2008.05.14

先日、友人から高知県の四万十に行かない?と、お誘いがあり高知県へ。
「目に青葉 山ほととぎす 初松魚」
季節もちょうど春。
高知県と言えば”鰹のたたき”でしょう!!
頭の中は鰹のたたきや、新鮮な魚介類でいっぱいです。
でもちょっと違ったみたい


友人の話では、
仕事の関係で知り合った人の実家をそのまま利用した一軒家である事
近所のおばさんがお世話してくださり、
夕食を片付けた後は宿泊者だけになる事
星がきれいに見える事
宿泊先の住所、連絡先、
観光スポットは滑床がいい。(※注意※滑床は愛媛県です。)
以上の情報で出発!!

途中、徳島県美馬市脇町の”卯建”を観光し、
”うだつが上がらない”の”語源になった”卯建”を見学しました。
ここで、ちょっとお勉強タイム!!
【参考】卯建とは・・・
本来は梁(うつばり)の上に立てる小さい柱のことをいった。
そののち、切妻屋根の隣家との間についた小さい防火壁で、
1階屋根と2階屋根の間に張り出すように設けられているものもうだつと呼ぶようになる。
本来、町屋が隣り合い連続して建てられている場合に、
隣家からの火事が燃え移るのを防ぐための防火壁として造られたものだが、
後には装飾的な意味に重きが置かれるようになる。
自分の財力をアピールする為の指標として
関西地方を中心に商家の屋根上には互いに競って立派な卯建がつけられた。

設置するにはそれなりに費用も要し、比較的裕福な家に設けられることが多かったことから、
慣用句として使われるうだつがあがらないの語源となっている。
うだつがあがらないとは、仕事などで成果が出ず、先の見込みがない状態を言う。

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卯建があがるように、”卯建あがりますせんべい”を購入後、民宿へ、


民宿に着く頃には7時を過ぎて暗く、山の中で、特に看板もなかったので迷子に・・・
頼っていたカーナビも案内を終了し、
携帯電話も圏外表示で連絡とれず・・・・(;一_一)

なんとか近くの灯りがついているお宅で道を訪ねることに。。。
偶然にも、民宿関係者の親戚のお宅だったので、すぐに連絡がつきました。(●^o^●)
ラッキーでした。

到着して、すぐに夕食です。
郷土料理の皿鉢料理です。
巻き寿司、佃煮、寒天寄せ、果物や四国銘菓のタルト等が一つの大皿に盛ってありました。
法事や人がたくさん集まるときに用意されるスタイルだそうです。

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民宿でお世話をして下さるのは、近所に住むおばさま姉妹で
”街から来た人が珍しいからお話してもいい??”
”はい。どうぞ。” そう言うと。
私達の席の向側にすわり、
郷土料理の説明や、作り方、
春は筍、蓬やイタドリを摘み、蛍を鑑賞し
夏は、四万十川で川海老捕り、
秋は、新高梨や果物の収穫、きのこ狩り
年中通しての星空のすばらしさ等を、
もう、何十年と暮らしていらっしゃるのに、
楽しそうに、毎日が楽しいと、
自慢げに話してくださいました。

約3時間あまり、楽しい夕食と、お話をして、
明日の朝食の時間を聞き、自宅へ帰られました。

次の日の朝、前日に蓬餅が好きだと話をしていたので、
おばちゃんと一緒に朝食を済ませると(この民宿では皆で食事をとります)

民宿の周りで、蓬や蕗、いたどりを摘み,
今日は一緒に蓬餅を作りましょうね。とお誘いを受けました。

すっかり、おばちゃんペースです。

山菜の下処理をしてから、少し観光にでかけ(滑床へ)、
観光もそこそこに(待っていてくれるので時間が気になり)民宿へ戻る。

民宿では、さぁ。と、鍬を持って歩いて裏山へ筍狩りです。

筍を湯がいている間に、餅つき機でお餅をつき、
その間に、今朝摘んだ蕗やいたどりの佃煮の作り方を教えていただきます。

お餅ができたら、蓬を加え、自家製の餡をくるんで丸めました。
(明日、お土産に持って帰るといいよ。と用意してくれました。)

手際のいいおばちゃん達で、次々にいろいろな物が出来上がります。

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夕食は山菜の天ぷらです。
たらの芽、アスパラ、ユキノシタ、蓬、お茶の葉、筍、ししとう、人参など、
一品づつ揚げたてを”これは何でしょう”と、出してくれます。
去年獲れた鹿肉(おばちゃん達は鹿や鳥も自分でさばけるそうです)のお刺身も食べました。

もちろん、おばちゃん姉妹と一緒の夕食です。
もう、すっかり親戚気分です。



私達と食事や話をしながら、趣味や嗜好を聞き、
私達が喜ぶ事を体験させてくれたんだなぁ。
”もてなす”の意味を深く感じました。
【参考】"もてなす”・・・・御馳走を出したりなどして、心をこめて客を接待する。

帰る日の朝、民宿に宿泊したのですが、何故か
一緒に作ったお餅や佃煮などのお土産がいっぱいです。

帰り際におばちゃん達に、
”初めての正式なお客さんだから、
どんな料理がいいのか、わからなくて・・・”
と、言われ。最初のお客さんだった事に驚きました。
珍しがられる訳だ。。。


”またのお帰りをお待ちしています。”と言っていただきました。
お越しではなく お帰りなんだ。。。。
うれしくなっちゃいました。

帰り道、ちょっと観光。
土佐の桂浜で念願の鰹のたたき定食を食べ
坂本竜馬の像を見て帰ってきました。
はぁ。遠かった。。
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ゆったりした時間や空間、
自然の恵み、おばちゃんの温かみを感じる旅でした。
遠い事が悩みかなぁ。。。


今年の夏、四万十川の川海老が捕れる頃、おばちゃん達に会いに行きたいなぁ。
きっと、お帰りって言ってくれると思います。




最後に、プチ自慢。。。
5月11日の母の日に娘ちゃんから手作りの作品をもらっちゃいました。
うれしっ!!
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Posted at 2008.05.14 in ひとりごとコメント(0)トラックバック(0)
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