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カチーダ・ マーハの日記
ルチルの 気まぐれ日記

カチーダ・マーハの日記

牛飲牛食
2007.09.20

皆さん、こんにちは。「天高く馬肥ゆる秋」も間近な今日この頃
馬と一緒にどんどん肥えてゆきそうな老男若女です

先日、数年振りに牧場へ行ってきました。
行きは天気がグズついたもの現地に到着し昼食のBBQを開始
久々に炭を起こすのに格闘する私、そして友人は背後をチョロチョロ
「何してんの?」と聞いたら「他所のスパイをしてるの」と友達
その割りに、結果報告は一切無し。もう火も熾ってるんですが・・。
そんなこんなで始めたBBQ、お天気の回復と同時におなかも満腹
材料は現地調達なのでお世辞にも「うまい」とは言いがたいのですが
仲のいい友人達と青空の下でで食べるご飯はやっぱり

umai.jpg
(※ホイルを忘れた為に水分だけが抜けてゆく乾燥野菜たち)


そして食後の運動に【乳搾り】を初体験!
この日お乳を貸してくれたのはジャージ牛の「ぽんかんちゃん」
甘酸っぱいお乳が出てきそうな名前です
飼育員のお姉さんの話を聞き、順番が回ってきて牛さんのお乳に初タッチw
ほんのり温かくて柔らかくて・・かなり癒される触り心地でした。
親指と人差し指で輪を作り乳首を挟み残りの指で順番に絞めて搾るのですが
なかなかリズム感が要り、継続して出すのは難しかったです。


nodoka.jpg

牛乳が大好きで週に3~4ℓは飲めてしまう私
どうしても搾りたて(過ぎるやろ!)をハイジ並みに飲んでみたかったのですが
お姉さんに「夜中に牧場の夢を見てうなされちゃいますよ」と言われ
夢でも浮かれていたい・・ので断念



そして順番待ちの合間に子牛の姿が見えた牛舎へ移動
小さいゲージが並び、その中に子牛が1頭ずつ飼育されてました
その向こう側の親牛達を見てると・・


なんと!すごい現場に出くわした!


乳牛のお尻から何か出とるがな・・


そう、出産の場に立ち会うことができたのです!
と、言っても遠くから眺めてるだけですけどね。
っていうか、飼育員の人もいなくて思いっきり自然分娩なんですけど!!

最初は足が見え始めたのですが途中で止まってしまい
どうやら既に1頭は産み落としてたようで・・
側では必死に立ち上がろうとする子牛。あと一息で立てそうなのに!!
一緒に見ていた周りの人からも「がんばれ!」と歓声があがり、ちょっと感動

その間にも、母牛はやっと頭が出てきたかと思えばまた途中で止まってしまい
お母さん牛は、自分の出産途中なのにその子牛が気になるらしく
お尻を鼻で押して介助して、出産に集中できてない様子
あまり時間が経つと危険なので出てくる子牛もお母さんも必死
見てる私達もハラハラドキドキの連続の中


kousi.jpg
(※もっとリアルな写真もあるのですが・・あまりにもリアルなので)


やっと飼育員の方が見えれられて、引っ張って助けてあげてたのですが
遠めに見ても子牛の衰弱が激しく子牛の顔をパンパン叩いてました
見るに耐えなくなり友人とその場を離れたのですが
晩に別の友人に聞いたところ残念な結果を報告されたそうです



長閑で大自然を感じれる為、休暇にはもってこいの牧場ですが
本当はこうやって毎日、産まれたり死んだりしていく生活があり
そんなことを知らず暢気に遊びに来た私たち
産まれるって凄いことなんやな~、生きるって大変なことなんやな~と
牛乳やお肉に、もっと感謝して頂かないとあかんな
・・と感慨深く思いながら「できたてミルク」「牛乳ソフトクリーム」を嗜好し
【牛飲馬食】ならぬ【牛飲牛食】な休日を満喫してきました。

Posted at 2007.09.20 in ひとりごとコメント(0)トラックバック(0)
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