こんな「タラちゃん」は嫌だ…
サザエ「タラちゃ~ん、ちょっとソレ取って~」
タラオ「いや~だねっ!バカッ」
早くも反抗期、NEWジョンです、こんにちわ。
もはやトーリーがむちゃくちゃになること間違い無しです。
最近、大学時代の女友達から電話が来たんですよ。
それは恋愛相談を求めるものだったんですね?
正直、お前は相談する相手を間違っているぞと言いたくなりましたし、実際言ったりもしてしまいましたが、「構いやしません」とばかりにお話を続けられたんですね。
僕はこの手の話には何もアドバイスはできません。
むしろアドバイスをしてほしいくらいです。
それくらい苦手な分野なわけなのですが、なぜか昔からよく恋愛相談をされるんですよ。
今回も例によって様々な悩みを打ち明けられました。
僕は酔っていたということもあり、
「へぇ~、そ~、凄いね~」
「へぇ~、そうなんだ、難しいね~」
「へぇ~、何かさ、そろそろ眠くならない?あ、ならないの?あ~そ~」
だなんて返しをひたすら続けること1時間。
完全に酔いも醒めた頃、彼女は1人で勝手に解決することに無事成功されました。
「ジョン!ありがとうねっ、何かスッキリしちゃった~♪」
おぉ~、それは良かった~。ってかお前は本当によく喋りますねー。
「だってストレス溜まってんだもん!」
あ~俺も~。お前のせいでなっ!
『あははははははっ!!!』
夜中の2時に何を爆笑しているのか。
完全にテンションの上ってしまった彼女はよせばいいのにこんな質問をしてきました。
「で、ジョン、あんたはどうなの?恋してんの~?」
恋ね~、あれだよあれ、まず出会いがねぇンだよ~。
「そんなのさ!合コンとか行けばいいじゃん!!」
バカがっ!そういう出会いを求めてるんじゃないの~。もっとこう“運命的”なのがいいの~。
「運命的って?」
例えばね?こう、朝会社までの道のりを急いでるとするじゃない?
んで、ちょっと遅刻しそうになって早足になってるんだぁ。
「あ~、あれでしょ?よくある…」
いいから聞いて!でさぁ~、角を急いで曲がろうとしたときに、同じように急いでる女の人とぶつかるわけ!“いって~”なんて言ってさぁ“大丈夫ですか!?”だなんて言われちゃったりして…。
「そんなのあるわけないじゃ~ん!バカじゃないの?」
うっさい!んでね?その時は“大丈夫です”って言ってのにハンカチとか渡されて、
その彼女は走り去っていっちゃうわけだ。
「ジョン、私眠くなってきた」
いいから!でさぁ、このハンカチどうしよう…なんて思いつつも会社に向かうわけ。でももう完全に遅刻だなぁって思ってのんびり歩いていくのよ。
でさぁ、5分遅れで会社に着いたらまだ朝礼始まってないんだぁ。
で、「ジョン!遅いぞ、何やってるんだ!」とか怒られてパッと見たらさっきの子がいるわけ。
でね?“あ!さっきの…”みたくお互い驚いてたら
「なんだ、知り合いか?今日からうちに入ってくることになったルーシーだ。席はそうだなぁ…ジョン、お前の隣だ」っつって!あははは!
「え?何?聞いてなかった」
でさぁ、隣に座った彼女“ハンカチ、洗って返すから”とか言ったりして!!ふふふーっ!
「………」
ちょっと!聞いてんの!?でさぁ…
「分かった分かった!そういう出会いがいいってことでしょ?無理っ!!」
なんでそんなこといいますかー?そんなの分かんないじゃん!このスットコドッコイ!!
「あるわけなじゃん!もう、ほんとジョンと話してると疲れる~」
さっきまで散々お前が話すから、こっちも目が覚めてきたんでしょーがっ!で、その夏にさぁ…
「はいはいはい!また続きは今度ね!じゃおやすみー!今日はありがとー!!
プッ…ツーツーツー」
バカなやつだ、これから慰安旅行でいった浜辺に1人黄昏る俺の後ろから彼女がホッペに缶ビールをピトっと当てて、「な~に黄昏てんのっ」っていう名シーンだったのに。
まだ見ぬルーシーに恋するNEWジョンでした。
春はまだまだ遠そうです。