今年の正月はあっという間に終わってしまった感のある残念な曜日だった。
もとよりどこかに出掛けて消費する型の正月を過ごすことは
ないのだが、世間にはもうちょっとのんびりと正月気分を
味わっていてほしいと、すなわちそれが我々の業界を潤すことになる・・・。
正月の大人の消費は年玉の構成比が大きく、昨年姪っ子が生まれ、
年玉を渡す先が増えたことにより、「あぁ~俺って大人。」なんて
些細な優越感に浸ることができる。
年玉をもらった後、人それぞれにアプローチの仕方がある。
どれも「中身は?」という好奇心が抑えられない衝動から来るものだが、
ポチ袋受取るやいなや(as soon as)「ありがとう」は行儀はいいのだが
いかにもよそいきで子供らしさに欠ける。高校生はこれくらいが適当か。
中身は家に帰ってから確認することにしてもらおう。
中には衝動を抑えきれないタイプの者もいるようだ。
ポチ袋受取るやいなや(as soon as)支給者の面前でポチ袋を開け、
中身を取り出す。取り出した上で声に出して母親に金額を報告。
なんか不服に聞こえるのは俺だけか。
家の次男だ。やはり。
しつけているつもりだが、申し訳ない。このアプローチの仕方は
就学前の児童が限界か。
消費といえば、世間では消費した「つもり」貯金というのが
密かなブームとなっているらしい。
外食した「つもり」。
ビールを飲んだ「つもり」。
煙草を買った「つもり」。
缶コーヒーを買った「つもり」。
どれも実際の消費金額との差額を貯金箱に入れ、
年間で5万円~15万円程度を貯めることができるという。
貯まった貯金が消費に回ればいいのだが、これもまた
使った「つもり」で預金するという。
先行き不透明なこのような情勢では致し方ないのかもしれないが、
日々我慢し、「つもり」が積もり積もってしまわないか心配でもある。