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カチーダ・マーハの日記
ルチルの気まぐれ日記
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素顔の仮面
2009.08.26

会社での仮面、休日の仮面、ましてや彼女と会うときの仮面。
俺はいったいいくつのそれを使っているのか。素顔になるときが俺にはあるのか。
素顔ではいられないのか?それほど不器用にすぎるのか。
いや、不器用だからこそ色んなジブンを使い分けないといけないんだ。


人はいくつの仮面をつかいわけているのだろうか。
俺にも数えたくないほどのものがあるんだから、周りの人はなおさらだろう。
そして、彼女もその例に漏れない。

あの時ふれた唇も、これから交わすキスもすべて直接対峙したものではない。
二重、三重の薄っぺらい壁がそこにある、厳然と。
彼女には決して届かないのか?そして彼女も同様に俺には・・・。


生身のままでは危険すぎる。だから仮面の数をふやしてきたのか、俺は。
武器というにはお粗末だが、自分を守るためだ。
いや、ジブンが自分でいるためだと言い換えよう。
仮面を携えたジブンが本来の自分なんだ。
仮面を一枚一枚剥いでゆくことが自分に近づくことではない。仮面の数を蓄積し、
それを淀みなく、有機的につなげることで自分になるんだ、と思いたかった。


彼女が俺の元を離れる際にこう言った。「なんだかいつも重そうにしてた。」


重いのは体だけではなかったか。
手に入れた仮面はキャリーバッグにも入りきりゃしない。
たいそうな荷物になってしまったようだ。繕うのはもうやめだ。
無防備の、飾らない自分を生み出していこう。いや、そうなってやる。
ニュータイプ誕生だ。


昔の人は言った。
「そんなに荷物を抱えてどうする? 人間、星になるときは身ひとつだ」


ホールでガンダムを目の当たりにして、赤い彗星を思い出して、そんなことを考えた。
あの仮面の重みは俺には想像できない。権威や権力の具現化だ。


仮面を脱ぐことはどういうことか、仮面を手に入れるとはどういう意味をもつのか。
シンプルであることは極めて難しい。

Posted at 2009.08.26 in ひとりごと by カジコメント(0)トラックバック(0)
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