のっけからインパクト大。アルチンボルトって人が描いた果物人間。神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の姿を、果物や野菜や花で表現したこの絵。なんだか馬鹿にしているようにも見えるけど、これはアルチンボルトの賛美の表現。芸術に精通していたルドルフ2世も、とても喜んだらしい。正面から見ると何が描かれているのか分からないエアハルト・シェーンの判じ絵。斜めから見ると、何と、しゃがんでうんこする男の姿が。ドメニコ・ピオラの大雑把に色を重ねたっぽい油絵は、中央に円筒形の鏡を置くことで、十字架にかけられたイエス・キリストが浮かび上がる。こういうのを描ける人って、どれだけ頭がいいんだろ。歌川国芳の寄せ絵や影絵も出てる。楽しみにしていた「みかけはこはゐがとんだいゝ人だ」は、今は「人をばかにした人だ」に展示替えされていた。裸の男達が体を寄せ合い、人間の顔になっている「みかけは…」は、国芳の寄せ絵の代表作。そして、この絵と言えば、石田靖の「探偵!ナイトスクープ」デビューロケ。石田探偵に届いた初依頼。それは、この絵を龍谷大学の学生達と一緒に、現実にして見せるというものだった。鼻役の石田は、鼻先の割れ目まで忠実に再現しようと、パンツを脱いでお尻の割れ目を出した。センセーショナルなデビューだった。兵庫県立美術館には、鳥のような人間のような、目隠しはしているが目は見えているといった、摩訶不思議なオリジナルキャラクターのイベチャンとントチャンがいる。「イベント」を分割したネーミングなのだろうか、ンで始まる名前のキャラクターなんて、たぶん日本全国探しても、ントチャンだけだろう。ミュージアムショップでTシャツが売っていた。迷ったあげく買わずに帰って来たが、今は買えばよかったと後悔している。